オホーツクの魅力を発信しながら地域交流の場をつくることで恩返しに（西興部村：浅野千世さん）
【西興部村】浅野 千世さん（ゲストハウスGA.KOPPER 代表）
仕事について
『この校舎を守っていく！という使命感』
石川県出身で、結婚を機に北海道へ。主人も私ものんびりとした田舎暮らしに憧れて、１年近く北海道内をキャンプしながら住む場所を探していました。そこで西興部の人たちと交流が深まり、住み始めたのが10年ほど前です。ここでゲストハウスを始めてからは4年になります。以前から自営業をしたいという想いがあり、別の方が民宿をやっていたのを、ご縁があって引き継ぎました。
私の仕事は、食事作りや館内の清掃。食事は、主人がハンターをしているので、その鹿肉で料理を作っています。清掃は、この建物がもともと上興部中学校で歴史ある木造校舎ということもあり、広くて古いので、一人でそうじをするのはなかなか大変です。でも、「この校舎を長く守っていくぞ！」という強い使命感で毎日がんばっています。
最初、知り合いもだれもいないなか、村の人たちがみなさん本当に親切にしてくれました。直接の恩返しにはならないかもしれませんが、こうやって校舎を守っていく形で少しずつ恩返しできればと思っています。
オホーツクへの想い
『全てがダイナミックで感動』
オホーツクといえば魚介のイメージがあります。最初に来たときに思ったのは「魚が大きい！」ってこと。私の地元、石川県は小魚が多いので、こっちに来て、カニやホッケなど、その迫力にすごく驚きました。道も広くてまっすぐで外国のよう。海岸線は気持ちが良くて涙が出るくらい素晴らしい風景だし、牧草地も広大で感動します。
地域との関わり
『情報発信をしながら地域交流の場に』
ここが地域交流の場所になればと、さまざまなイベントを開催しています。年に１回のキャンプファイヤーで、羊や鹿、熊肉のバーべーキューをする「ケモノNIGHT」はワイルドでオホーツクらしいですよ。今後は、野遊びや昔の人の暮らしを再現した体験などで、地元の人や地域外から来てくれる人たちが交流できる機会を増やせればと思います。
【会社情報】
ゲストハウスGA.KOPPER（ガ．コッパー）
〒098-1421 西興部村上興部176番地
TEL：090-6446-7689