2022.03.25
オホーツク総合振興局

「オホーツクから世界へ」 志は大きく、言葉にすることが大事(津別町:山上裕一朗さん)

【津別町】山上 裕一朗さん(株式会社山上木工 専務取締役、株式会社TheGoods 代表取締役)

 

仕事について

『日本の技術力の高さを世界へ』

生まれも育ちも津別で、現在、山上木工の三代目としていろいろと勉強をしながら、ものづくりや、販売などをしています。大学進学で上京し、卒業後は名古屋の大手機械メーカーに就職。父親は「戻ってこい」とは言いませんでしたが、小さいころから祖父母に“三代目”と呼ばれていたので、どこか自分の中に、三代目という使命感はあったと思います。

20代後半に仕事で海外へ行った時に、世界を身近に感じたと同時に、日本製品の素晴らしさや技術の高さを目の当たりにしました。その時、ふと、職人である父親のことを思い出し、自分にも何かできるのではと地元に帰ってきました。

2018年には廃校舎を利用したショールーム「TSKOOL(ツクール)」をオープン。翌年には東京オリンピックのメダルケース制作にチャレンジしました。それが認められ、受注されたことは自分の大きな自信となっています。最近では、貿易仲介事業やオホーツク在住の方限定で家具のサブスク事業を行う「TheGoods(ザ・グッズ)」という新会社を設立。これからも日本の技術を世界に知ってもらうためチャレンジを続けます。

 

オホーツクへの想い

『ふだん見ている風景 それこそがレア』

ふだん何気なく見ている風景にはオホーツクの魅力が詰まっていると思います。自分には、ここで暮らしていて、みんなが知らない風景を知っているという優越感がある。大きな丸太を運ぶトラックや除雪車が雪をかきあげる風景は、東京の人はあまり目にすることがない光景。自然豊かなオホーツクならではの体験もすごく貴重ですよね。

 

地域との関わり

『津別から発信 そこに意味がある』

インターネットの道東テレビで、地元の人たちと『つべらない話』という番組を制作し、月に1回、地域でがんばっている人、おもしろい人たちを紹介しています。今は簡単に情報が発信できる時代。都会ではなく、オホーツクの小さな町から発信することに意味がある。今の自分がいるのは、ここでの仲間の影響がかなり大きいですね。

 

 

【会社情報】

株式会社山上木工、株式会社TheGoods

〒092-0203 津別町達美147-6

TEL:0152-76-4934

http://yamagamimokko.co.jp/

www.thegoods.co.jp

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