町民の熱い想いが詰まった日本初の焼酎と向き合う責任と喜び(清里町:廣谷淳平さん)
【清里町】廣谷 淳平さん(清里焼酎製造所 主査)

仕事について
『思い通りのものをいかに造れるか』
高校卒業まで網走で、大学進学の時に東京へ行きました。もともと生物学や自然を相手にした仕事に興味があり、それならと、父に大学の醸造学科への進学をすすめられました。しょう油やみそ造り、微生物による環境改善などを勉強していくなかで酒造りに興味を持ち、大学卒業後、今の職場に就職しました。
酒造りは9月から3カ月間で集中して行います。そのほかの時期は、事務処理や各地のイベントでPR販売するなど営業の仕事をしています。
酒造りには、微生物の力が大切ですが、なかなか思い通りに造るのは難しい。また、熟成させるため完成するまでに2~5年と時間もかかります。長い年月をかけてできあがったものが、満足のいくおいしいものになったときは、すごく嬉しいですし、やりがいを感じます。最終的には、人に飲んでもらうものなので、飲んでくれた人が「おいしい」と言ってくれると本当に嬉しいですね。

オホーツクへの想い
『地元の仲間がいることは心強い』
東京から戻ってきて、地元にある当たり前のものが「いいもの」だということに改めて気づきました。
都会では、自然を求めて時間やお金をかけたりしますが、オホーツクには当たり前にある。また、地元はずっと暮らしてきた土地なので安心感があります。昔からの顔見知りや仲間も残っています。困ったときに助けてくれる人がいるというのは心強いですね。
地域との関わり
『町民の想いが詰まった焼酎』
清里焼酎は町の特産品を作りたいという町の人たちの熱い想いに応えてスタートした事業で、試行錯誤して生まれた日本初のじゃがいも焼酎です。そういった歴史や成り立ちを理解した上で、日々、焼酎と向き合っています。
いいものを造れば造るほど清里町のためになる。現在は「ゆいまーる清里」という団体に所属し、イベントに参加しながらPRもしています。

【会社情報】
清里焼酎製造所
〒099-4405 清里町羽衣町62番地1
TEL:0152-25-2227