2022.03.25
オホーツク総合振興局

作る・売る・食べる すべての人が喜んでくれること それが一番嬉しい(滝上町:月村良崇さん)

【滝上町】月村 良崇さん(株式会社月のチーズ 代表)

 

仕事について

『オホーツクで働く人に憧れて』

東京出身ですが、小学生のころ何度か滝上にキャンプに来ていました。全国から小学生が集まって、ふつうにキャンプをする子もいれば、農家さんの手伝いに行く子たちもいて。私は毎年、農家さんの手伝いをしていました。その時の働く農家さんの姿がカッコ良くて、酪農家になろうと決めました。

専門学校で畜産の勉強をして、卒業後は滝上に移住し、酪農ヘルパーとして働きました。酪農をやるならチーズ作りと決めていたので、一度、東京へ戻り、食品会社のチーズ部門で働いたあと、再び滝上に移住。自分でチーズ作りを始めたのは私が30才の時です。

初めは、私が理想とするチーズが日本にはなく、作り方を知っている人もいなかったのでゼロからのスタートでした。分析と失敗を何度もくり返しながら31~32才の時に完成。チーズは現在、全国に出荷しています。たくさんの人の協力があって、今があります。現在も世界中のチーズ職人と情報交換をしたり、時々現地に行って作り方を学んでいます。

 

オホーツクへの想い

『北海道らしさを味わえる場所』

小さいころ、滝上に来た時に感じたことは、「自然ってスゴイな」ということ。とにかく、力強さを感じました。

冬にマイナス30度になったかと思うと夏には30度を超える。オホーツクは環境が厳しい分、北海道のおもしろさを味わえる土地だと思います。冬には流氷が来るので海産物がおいしいし、都市部にも近いので住みやすいですね。

 

地域との関わり

『地元農家さんの喜びが最高に嬉しい』

お客さんの「おいしい」という言葉はもちろんです。でも、お客さんが喜んでくれるだけではなく、その原料となる牛乳を作っている地元の農家さんが喜んでくれることが一番嬉しい。「作る・売る・食べる」がうまくつながって、みんなが喜んでくれたときは最高ですね。うちのチーズを町の特産品と言ってもらえることもありがたいです。

 

 

【会社情報】

株式会社月のチーズ

〒099-5614 滝上町札久留

TEL:0158-29-2852

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