2022.03.25
オホーツク総合振興局

進化しつつも昔と変わらないところもロマンのある仕事(置戸町:熱海亘さん)

【置戸町】熱海 亘さん(熱海産業株式会社 代表取締役)

 

仕事について

『昔の人をリスペクトしながら』

 四代目として家業を継いでいますが、高校卒業後は札幌に就職しました。その後、道外へ行ってみたいという想いもあったので、群馬や愛知などあちこちでいろいろな経験を積みました。ある時、「帰ってきて運転手をやらないか」と言われ、地元に戻って家業である林業を継ぐことに。運転手をしながら現場の仕事をしたり、社長の息子としてではなく、一従業員として厳しく指導してもらいました。大変でしたが、それが今となっては自分の糧となっています。

仕事は、木を植えて、育てて、切ってのくり返し。今、切っている木は、何十年も前に昔の人が1本1本手作業で植えてくれた木。昔の人をリスペクトしながら切っています。今は作業も機械化が進み、すごく楽になりました。作業着も昔に比べるとオシャレで安全なものになりましたね。

森には、まだまだ手つかずの木も残っていて、なかには名木と言われる木も。そういった貴重な木とふれ合うことができるのも、この仕事の楽しいところ。すごくロマンのある仕事です。

 

オホーツクへの想い

『オホーツクはいい木が育つ』

置戸には慣れ過ぎて、良さを分からずに過ごしているところがありますが、四季がはっきりしているところは好きですね。あとはこの仕事をしていて感じることは、カラマツ、トドマツ、エゾマツなどの適地で、他の地域よりも木が太るし、よく伸びます。これまでいろいろなところで木を見てきましたが、置戸を含め、この辺りは地形がよく、いい木が育ちますね。

 

地域との関わり

『木を身近に感じてほしい』

置戸町商工会青年部に加入しているので、町のお祭りにはずっと参加しています。あとは、地元の中学生を対象にした植樹や、枯れた枝を切る枝打ちなどの職業体験、実際に作業現場を見てもらえる町民向けの見学会などを毎年行っています。木の町として、町の人たちには木を身近に感じてもらいたいですし、木とふれ合ってほしいですからね。

 

 

【会社情報】

熱海産業株式会社

〒099-1100 置戸町置戸261番地5

TEL: 0157-52-3504

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